「オタク 201!」(サイドバーの本)の184位です。
ロード・ムービー物は主人公と一緒に旅に出かけるようで楽しいです。
しかし旅の楽しさは帰る家があればこその楽しさだと思うのですが・・。
製作年度:1991年
監督:リドリー・スコット
出演:スーザン・サランドン 、ジーナ・デイヴィス 、マイケル・マドセン 、ブラッド・ピット 、ハーヴェイ・カイテル
平凡な主婦テルマが、友人のウェイトレス、ルイーズと共にドライブに出かけた。途中のドライブインで、テルマが見知らぬ男にレイプされそうになった時、ルイーズは男を射殺してしまう。二人はそのまま銀行強盗をして逃避行に移るが……。二人の女性の日常から転落していく様を描いたバイオレンス。 (allcinema ONLINE)
レイプしようとした男からテルマを助け、去ろうとしたルイーズは「もっと早く突っ込んでりゃよかった」「俺のをしゃぶれよ!」と悔し紛れに言う男の言葉に動転し銃を撃ってしまう。この言葉はルイーズが2度と思い出したくもない出来事を思い出させた・・。
↑あまりにベタな感じの女性差別男です。映画や本ではよく出てきます。そういう男性ばかりではない事はもちろん分かっていますが・・。この映画に出てくる男性は刑事を除いてほとんどが女性差別をします。男性が観たら辛いのではないだろうか?
犯罪に犯罪を重ねていく気の良い2人でしたが、刑事役がハーヴェイ・カイテルだったので逃げる事は出来ないと私はその時点で覚悟しました。
妻を子ども扱いし身勝手な夫と自由がない家庭を持つテルマと、結婚に煮え切らない恋人と辛い過去を持つルイーズは警察に追われる事になります。ますます加速がつく逃走劇。
2人がもし旅に出かけなかったら・・、男を殺さなかったら・・、と考えてしまいます。心の底に「男」への憎しみを抱えたまま平凡に生きていったんだろうか?