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    • 2014.05.02 Friday
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    「ドゥ・ザ・ライト・シング」

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      「オタク 201!」(サイドバーの本)の182位です。
      製作年度:1989年
      監督:スパイク・リー
      脚本:スパイク・リー
      出演:サム・ジャクソン 、ダニー・アイエロ 、スパイク・リー 、ビル・ナン 、ジョン・タートゥーロ

      スパイク・リー脚本・監督・主演の第4作。ブルックリンの黒人街ベッドフォード・スタイヴェサント。街の小さなラジオ局“ウィ・ラブ・ラジオ”をひとりで切り盛りするミスター・セニョール・ラブ・ダンディのDJがモーニング・コールになって、その年一番の暑さを記録することになった夏の一日が始まった……。物語は、主人公のピザ屋の宅配人ムーキーを軸に、彼の周りの、ヒップな活動家、ストリートの飲んだくれの哲人、ピザ屋を経営するイタリア人親子など様々な人種の日常を追ってゆく……。(allcinema ONLINE)

      スパイク・リー監督自ら主演で人種差別の本質を描いた作品。その夏最高を毎日更新するような熱い毎日が続く中、街の街角で馴染みのピザ店で人種間の滑稽にも見える小競り合いがだんだん激しくなっていく。そしてやっと日が暮れたころについに・・、と言う話。

      鬱憤がたまって爆発寸前の時に暴力的な火をつけると誰も止めようがなくなってしまう。
      『黒人とイタリア系の店主との騒動を止める人間が「カギ」を握るのでは・・』と考えていたら白人(と1人の黒人)の警官がやってきました。しかし騒ぐ黒人を押さえすぎて殺し,ますます状況をひどくしてしまう。「カギ」は警官ではなかったようです。
      「愛」を説く「市長」と言うあだ名で呼ばれる浮浪者は人の金をたかるアル中で、「宗教」を象徴するシスターは窓から外を通る人に声をかけるだけです。そして「警察」が「権力」を象徴するのか・・?
      人種差別による黒人の暴力騒ぎを治めるのには「愛」「宗教」「権力」の3つは全くの無力でした。

      主人公の黒人青年(スパイク・リー)はイタリア系店主の息子の友人がいて相手を思ってのアドバイスも出来るやさしさも持ち合わせている、しかし暴力の発端はその黒人青年がピザ店のガラスを割った事です。
      その次の日には騒ぎの中心人物のくせに給料を請求しイタリア系の店主とはケンカ別れ。黒人青年が黒人を象徴するとすれば何とか他人種と仲良くしようと努力しながらも衝動的に暴力で解決しようとする、無責任でその場限り、自分の権利ばかり主張する、という悪い考え方の傾向を意味しているんだろうか?最後に店主からもらった給料も50ドルは借りたままです。(これも象徴的「貸り」を作っている存在と言う意味か?)

      「ドゥ・ザ・ライト・シング」の意味は「正しき事をやれ!」という意味でしょうか?それぞれが自分でライト・シング(正しき事)をやっていると確信していてもそれは反対の立場から言えば悪い事になる。黒人であるスパイク・リーは黒人のライト・シングを肯定・否定する立場両面から観客に見せる事でアメリカの根強い人種差別について考えさせている、のではないかと思います。

      「人種差別」はいけない!そんな事は誰でも基本的には分かっています。でも「人種差別」はなくならない。それは「人種差別はしてはいけない事なんだよ〜、人類皆兄弟!」などという浅い考えでは解決しない問題だから、なのではないか?と思います。それぞれの人種がその人種特有の考え方でもって「ライト・シング」を行っている、でも差別はなくならない。私自身は差別をなくすには「対話と理解」しかない、と思うのですがこれも浅い考えなのでしょう。なにせ日本にいては人種差別をする事の方が難しいです。

      映画の終わりには暴力についての相反する考えが示されます。

      「人種差別に暴力で闘うのは愚かな事である。
       暴力は破壊に到るらせん状の下り階段で、「目には目を」の思想はすべてを盲人に導く。暴力は敵の理解を求めず敵をはずかしめる。暴力は愛でなく憎しみを糧とし対話でなく独白しか存在しない社会を生む。そして暴力は自らを滅ぼし生き残った者の心には憎しみを、暴力を振るった者には残虐性を植えつける」(マーティン・ルーサー・キング)

      「アメリカ人には善人も多いが悪人も多い。権力を手中に握り、我々の進む道を阻んでいるのは悪い奴らで、この状況を打破するために闘うのは我々の権利である。私は暴力を擁護する者ではないが、自己防衛のための暴力を否定する者でもない。
       自己防衛のための暴力は<暴力>ではなく、<知性>と呼ぶべきである」(マルコムX)


      「8mm」

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        変なこと・暗い方面の話にばかり興味があるので「スナッフ・フィルム(殺人実写フィルム)」が存在する(らしい)事を(目で確認はしていないですが)聞いたことがあります。ニセモノが多いという事も。
        製作年度:1999年
        監督:ジョエル・シューマカー
        脚本:アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
        出演:ジャック・ベッツ 、レイチェル・シンガー 、ノーマン・リーダス 、ニコラス・ケイジ 、ホアキン・フェニックス

        「セブン」の脚本家による、猟奇サスペンス。うらぶれた私立探偵のトムは、大富豪の未亡人から奇妙な依頼を受ける。亡き夫の遺品の中にあった8mm映画について調べて欲しいということだ。だが、その8mmフィルムに映っていたものは、少女の殺害シーンだった。これは本物のスナッフ(殺人)・フィルムなのか? 調査を進めるトムはやがてハリウッドの裏側に潜むアンダーグラウンドの世界へとたどり着く。そのあまりにダークな世界で、真実を掴んだトムは自ら危険を冒し、自身の正義を貫くのだが…。    (allcinema ONLINE)

        この探偵は自分にも娘がいるので被害者に(または被害者の母親に)感情移入して犯人を突き止めた。法で裁けない(ほんとに裁けなかったんだろうか?)犯人を自分で裁こうとします。しかしそのために命の危険があるほどの事をする必要性が感じられなかったのが残念。ちょっと無理やりっぽい持っていき方でした。

        しかし犯人を突き止めようとするその過程は探偵が少しずつ地の底に降りていくようで楽しかったです。本屋の店員マックス(ホアキン・フェニックス)に導かれヒミツの発禁ビデオ探訪に出かけるところなど楽しかったし、マックスが「足を踏み入れたらハマル」と何度も忠告しています。←(この伏線もったいない)もっと病的に暗い世界に足を突っ込んでいき、「この男実は暴力を楽しんでいるのでは・・」とヒヤヒヤさせても良かったんじゃないか?と思いました。最後はお決まりのヒーローだし・・。無敵なのか?!

        メジャーな映画にメジャーな出演者じゃアンダーグラウンドをここまで描いてくれただけで良し!としなければならないのかもしれません。
        結構好きなジャンルだけあって残念。

        私はもちろんスナッフ・フィルムも殺人も肯定していません。

        「オタク 201!」170位〜161位

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          「世界の映画オタクが選んだ史上最高の映画ベスト201!」(サイドバーの本)→の170位〜161位です。
          170位「サイドウェイ」           観ます
          169位「キング・コング’33」
          168位「イングリシュ・ペイシェント」
          167位「地獄の逃避行」           観ます
          166位「サウスパーク/無修正映画版」   観ます
          165位「ダーティ・ダンシング」  パトリック・スウェイジ苦手だが観ます
          164位「ブレージングサドル」        観ます
          163位「波止場」
          162位「ワイルドバンチ」
          161位「フィラディルフィア物語」

          あ、あら今回多いな・・。やばいかも。

          「イレイザー・ヘッド」

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            「オタク 201!」(サイドバーの本)の201位です。
            製作年度:1976年
            監督:デヴィッド・リンチ
            出演:ジョン・ナンス 、シャーロット・スチュワート 、アレン・ジョセフ

            「エレファント・マン」の大ヒットによって、ようやく日本でも劇場公開されたリンチの長編デビュー作。消しゴム頭の髪型をした主人公ヘンリーは、女友達メアリー・Xから妊娠した事を告げられる。やむなく結婚を決意するヘンリーだが、生まれてきたのはヒナ鳥のような奇怪な赤ん坊だった。狭いアパートで、赤ん坊の悲鳴にもにた鳴き声が響く中、ノイローゼに耐えかねたメアリーは実家に戻り、ひとり残されたヘンリーは赤ん坊の世話をすることになる……。 (allcinema ONLINE)

            デヴィッド・リンチは在学中に結婚する事になり、子どもが生まれるかもしれない状態で脚本を書いたらしい。なるほど生まれてくる子どもが「分からない」不安が表現されているのかな〜と思います。

            目だけが人間であとはねずみととりを合わせたような顔の赤ちゃんは生まれた直後の人間の赤ちゃんを想像させなくもない。(ベトベトの所はよく似ている。あと泣き声。画像を載せようか?と思ったけどやめました。)育てたらそれなりに愛着も湧いて厳しい世間から守ってしまうかもしれません。
            結婚したくもない女が欲しくもない赤ちゃんを置いて実家に帰った時の男の気持ちを表した悪夢という事にしておきます。とにかく1976年の時点でこれだけ監督の頭の中を見てみたい映画を作れる才能はスゴイ。ファンの方に怒られそうなのでもうやめときます。

            私はスプラッターはダメですが異形は好きなので退屈しなかったです。

            「レザボア・ドックス」

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              「オタク 201!」(サイドバーの本)の27位です。
              製作年度:1991年
              監督:クエンティン・タランティーノ
              出演:ハーヴェイ・カイテル 、ティム・ロス 、マイケル・マドセン 、クリストファー・ペン 、スティーヴ・ブシェミ 、ローレンス・ティアニー 、カーク・バルツ 、エディ・バンカー 、クエンティン・タランティーノ 、スティーヴン・ライト
              (allcinema ONLINE)

              宝石店襲撃に失敗した強盗たちの確執をタイトに描いた傑作バイオレンス・アクション。描きこまれたキャラクター、縦横無尽に時間軸を越えた構成、緩急自在の演出とどれもが素晴らしく、脚本・監督(おまけに出演も)の異才タランティーノの名を一躍世に知らしめた。トップ・シーンからエンディングまで、トップノッチで突っ走る。

              冒頭のマドンナの「ライク・ア・ヴァージン」の解釈についての与太話、良かったです。それから急展開しホワイト(ハーヴェイ・カイテル)が撃たれて暴れるオレンジ(ティム・ロス)を車で運ぶシーンへ。どうやら今回の計画は何かの理由で失敗した模様。集合場所の倉庫についた後は「誰が(警察の)犬か?」を探ります。仲間割れし、人質の警官を拷問しながらするうち1人ずつ散り散りになっていたメンバーが集まり始める・・。

              基本的には残酷なシーンはないのに、とんでもない方向に展開する予感ばかりします。それに殴ったり、切ったりするシーンがスゴク痛いのです。QT監督作品だから「何するか分かったもんじゃあない」と警戒しつつ鑑賞しました。
              展開が予想を裏切るので退屈しない事は保障します。バイオレンス好きな方にお勧め。
              俳優選びもGOOD!ティム・ロスが可愛かったし、ブシェミは相変わらず目を釘付けにします。

              「憎しみ」

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                「オタク 201!」(サイドバーの本)の181位です。
                製作年度:1995年
                監督:マチュー・カソヴィッツ
                出演:ヴァンサン・カッセル 、ユベール・クンデ 、サイード・タグマウイ
                (allcinema ONLINE)
                パリ郊外の移民ゲットーで暴動が発生し、アブデュルという青年が重体に陥った。次の日、サイードはヴィンスとユベールと共に、アブデュルの見舞いに病院へ訪れる。だが警察に追い払われてしまった。ヴィンスは、暴動のさいに警官が紛失した銃を持っていたのだが……。三人の移民青年の一日を、リアルに描いた作品。95年カンヌ国際映画祭監督賞受賞。

                非常に重い映画でした。フランスと言えば2005年暴動が起こりました。それを予見するかのような映画。

                メインに出てくるのはフランスのパリ郊外に住む、アラブ系、ユダヤ系、アフリカ系の3人の青年です。その青年たちは親が移民労働者として入植し,郊外の低家賃住宅に住んでいます。移民であるがゆえに職にも就けず(悪い)友達と集まってはただ毎日時間をつぶす。ちょっとしたことで暴力ざたや口げんかになり警察からは何もしなくても「悪い奴ら」と見られる。彼らの行く先には希望はない・・。
                日本ではきらびやかなイメージが付きまとうフランスですが実際はブランドバックなど持っている人はいないし、人種がごったになった社会のようです。移民国家として一部は上手くいっているが一部では暴動が起きるほど「怒り」はたまり、爆発寸前の状態だった。

                オープニングの言葉。

                「50階から飛び降りた男の話

                 落ちながら彼は繰り返し確かめた

                 "ここまでは大丈夫" "ここまでは大丈夫""ここまでは大丈夫"

                 大切なのは落下ではなく着地だ」


                まだ自分は最低な奴じゃあない、まだ下の奴がいるからまだ大丈夫、と思いながらだらだらと生活していくうちに最低にまで落ちている事に気付くという事か?

                そういえばマチュー・カソヴィッツの他の作品「カフェオレ」も(確か)アフリカ系の友人の話でした。「フランスってさすが移民国家だな〜」などととのん気に鑑賞していたのが恥ずかしくなりました。
                日本では子どもの出産率が減り問題となっています。しかしフランスでは努力によって出産率が増加し、モデルとなっているとか・・。出産率の上昇には婚姻せず生まれた子どもを保護する政策が有効だったらしいのですが、「移民国家」という事が関係しているのかもしれません。想像ですが。

                「ヴァージン・スーサイズ」

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                  「マリー・アントワネット」とソフィア・コッポラ監督つながりですね。

                  製作年度:1999年
                  監督:ソフィア・コッポラ
                  出演:キルステン・ダンスト 、ハンナ・ホール 、ジェームズ・ウッズ 、キャスリーン・ターナー 、ジョナサン・タッカー 、ジョシュ・ハートネット

                  美しくてかわいく、それでいてどこか謎めいたところのあるリズボン家の5人姉妹。ヘビトンボが、美しい郊外の街を覆いつくす6月、そんな5人姉妹の末妹セシリアが聖母マリアの写真を胸に抱きながら、剃刀で腕を切った。一命はとりとめたものの、彼女は数日後、自宅で開かれたパーティーの最中、窓から身を投げて命を落とす。繊細でかつ危うさを秘めた思春期の少女達の揺れ動く心情を、巨匠F・F・コッポラの娘にしてこれが監督デビュー作のソフィア・コッポラが瑞々しいタッチで描いたドラマ。(Yahoo 映画より)

                  若くして死んだ美しい5姉妹に憧れていた少年が時を経て語った物語。
                  映画では姉妹の死の原因はハッキリと描かれていません。自殺の原因はソフィア・コッポラ監督なりの解釈を加えることも出来たでしょう。でもそれには興味がわかなかったのですね。

                  原因だけを突き詰めて考えてみるとまず5女が死に、残った4姉妹は精神的ショックが大きかったはずです。その後4女ラックス(キルステン・ダンスト)がトリップ(ジョシュ・ハートネット)に弄ばされて野外に置き去りにされるという事件はそれだけで自殺でもしかねないような大きな出来事です。
                  それからラックスは家を訪れる男と屋根の上で関係を持つようになり、心の空虚さを体で埋めていたという解釈が出来ます。そのとき母親はそれに対して助けの手を差し伸べるというより厳しく(外に出さない、レコードを捨てる)接しています。父親は心配しながらもいつも自分の趣味にばかり気をとられているし、子ども達をを理解出来ない存在として見ている。妻にも頭が上らない。
                  もともとおとなしく友達より姉妹の結びつきが強かった彼女たちは5女の死から4女の不幸な出来事へとつながり親による監禁生活の中で精神的に弱くなっていたと考えられます。長い監禁生活の中で具体的に自殺を考えるような精神状態だった4女の先導またはマインド・コントロールで集団ヒステリーのような切羽詰った状況になり死に至ったか?と思うのですが・・。

                  そもそもソフィア・コッポラ監督は自殺の原因に重点を置いているのではなく、感受性が強い年令と彼女たちの性格が合わさって起こった悲劇と、少年から見た「わからない」「遠くから見つめる憧憬」の対象としての彼女たちが描かれていたと思います。
                  もし姉妹が死ななかったらその後の付き合いで分かり合える存在になってかもしれない。しかし死んでしまったため少年の中では少女たちは美しいまま「謎」となって青春の思い出になった。
                  『ヴァージン・スーサイズ』というタイトルは直訳だと「処女の自殺」とか「無垢な自殺」という事です。

                  姉妹の持ち物や室内の装飾がガーリィで可愛いです。監督の趣味なのかも。

                  余談ですがプロム・パーティのシーンではプロム・クイーンのキルステン・ダンストの頭の上に豚の血が降りかかってくるような気がしてしょうがなかった(映画「キャリー」のせい)。5姉妹の長女が美しいとはどうしても思えなかった。あとジョシュのおかっぱヘアーが気になった。(これはかっこいいのか??)

                  「レポマン」

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                    アレックス・コックス監督作品。あいかわらず登場人物が変な人ばかり、キャラが強烈です。

                    製作年度:1984年
                    監督:アレックス・コックス
                    出演:エミリオ・エステヴェス 、ハリー・ディーン・スタントン

                    元モンキーズのメンバーで音楽プロデューサーのM・ネスミスの支援を受け、コックスが商業デビューを飾ったSF仕立てのサスペンス・アクション。レポマンとは“REPOSSESS MAN”の略で、ローン未払いの客の車を取り立てる闇の職業人を指す。E・エステヴェス扮する若者は家では邪魔者扱いでロック・クラブを徘徊する日々。ふとしたきっかけでその珍商売を知り、高額の懸賞金目当てに、それと知らず宇宙人の死体を積んで逃げ回る車を探し、仲間たちと張り合うが……。(Yahoo 映画より)

                    宇宙人の死体が入っている車のトランクを開けると熱い光線が出て体が溶けるらしい。賞金が出ているその車を探す政府の組織とチンピラたちが入り乱れます。こっちの手に渡ったか、と思うとすぐこっちの奴らの手に。皆が頭が悪く計画性がないのでエピソードが展開してる間に画面の後をフラフラ〜ッとその車が横切りまた追いかける事に・・。そしてまたエピソード展開。

                    この監督の作品は登場人物のキャラがイジョウに立っているのですが今回も左手だけキラキラする義手の捜査官だとか、いつも警察官の服を着ている一般人だとか、UFO信者でいつもゴミを燃やしている人だとか、道端の掃除のおばちゃんでさえ変なのです。

                    気に入ったシーンは「酒店で撃ち合いになり銃を持っている人はそれぞれ撃たれて倒れる、その時お約束のように片手で酒瓶をわざとらしく倒しながら倒れていく」ところ。ただこのシーン撮りたかっただけだろ!と突っこみました。

                    もちろん宇宙人の死体が乗っている車は大してストーリーに関係しません。SFじゃあないよな〜。これ。でも好き!

                    「オタク 201!」180位〜171位

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                      「世界の映画オタクが選んだ史上最高の映画ベスト201!」(サイドバーの本)→の180位〜171位です。
                      180位「Dead Man's Shoes」       観ます
                      179位「メリーに首ったけ」       ある場面が臭ってきそうでダメ
                      178位「マルホランド・ドライブ」
                      177位「サウンド・オブ・サイレンス」
                      176位「クラッシュ」
                      175位「エレファント・マン」
                      174位「X MEN2」
                      173位「スティング」
                      172位「フルメタル・ジャケット」
                      171位「ミニミニ大作戦」

                      今週はかなり上位になったせいか観た事がある映画が多いです。あれ・・先週分消化してない。

                      「マリー・アントワネット」

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                        マリー・アントワネットが誰かさえきちんと把握出来ていないのでウィキで調べました。
                        マリー・アントワネットとは
                        『マリー・アントワネット・ドートリッシュ 1755年11月2日 - 1793年10月16日)は、フランス国王ルイ16世の王妃。オーストリア・ハプスブルク家のマリア・テレジアとその夫、神聖ローマ皇帝フランツ1世の間の娘(第9子)。フランス革命の混乱の中で革命政府から死刑判決を受け、ギロチンで斬首刑にされた。』

                        フランス革命とは
                        『フランス革命1789年7月14日 - 1794年7月27日)は、フランスで起きた市民革命。近代市民社会形成の先駆けとなった事件であり、世界史上に大きな影響を残した。』

                        製作年度:2006年
                        監督:ソフィア・コッポラ
                        出演:キルステン・ダンスト 、ジェイソン・シュワルツマン 、リップ・トーン 、ジュディ・デイヴィス

                        有名な悲劇の王妃マリー・アントワネットの物語を、1人の女性の成長期としてとらえた宮廷絵巻。幼くして故郷を離れ、異郷フランスの王室で必死に生きた女性の激動の人生を丁寧に物語る。監督は『ロスト・イン・トランスレーション』のソフィア・コッポラ。『スパイダーマン』シリーズのキルステン・ダンストが孤独を抱えて生きる女性を愛くるしく演じている。実際のヴェルサイユ宮殿で撮影された豪華な調度品や衣装の数々は必見。(シネマトゥデイ)

                        オーストリアとフランスの同盟のために14才(14才!!)で結婚したマリーは初めて会うフランスの皇太子の写真を手にしたまま想いをはせます。そのまま国境に行き嫁ぐのです。お見合いと結婚が同時にあるみたいな物ですね。
                        国同士の結婚のための道具として嫁ぐことに特に不満を持っていたようには描かれていません。その当時では常識だったのですね。抗えない事として受け入れていたようです。
                        彼女は犬や子どもを愛し身の回りの人にも人懐こく笑顔を見せる可愛い女性。なのに子どもを作るのを期待されながら夫の無関心のために世継ぎは出来ず、噂され悩む彼女にはかわいそうになりました。が、これは現代でもよくある「えらいところに嫁いでしまった」ってやつでしょう。そのストレスと、もともとの性格から今を楽しむ享楽的な生活に夢中になってしまう。生まれたオーストリアと違う華美な生活の中で国の王女として「子どもを作る」と「遊ぶ」以外仕事はない。
                        その間、外の庶民は重税に苦しんでいましたが外の生活に関心がなかったマリーが悪いのか、知らせなかった周囲の人たちが悪いのか?
                        悪女のように描かれたマリー・アントワネットばかり観てきましたが、違う視点から見ると「時代に翻弄されたかわいそうな人」そして「世間知らずな箱入り娘」なのかも・・。夫と最後に交わす視線には「同じ境遇の仲間」としてのやさしさがあふれていたようです。
                        ちなみに国政を崩壊させるほど浪費したと言われる彼女ですが、そんなことで国を揺るがせられるわけはなく、むしろ繰り返す戦争のために破産寸前になっていたようです。貴族や取り巻きのごまかしやピンはねも多かったとか・・。

                        マリー役のキルスティンは無邪気な娘が享楽的な生活におぼれていく様子を上手く演じていたと思います。彼女のどこか素朴で身近なお姉さん的魅力が活きています。「アメリカ顔で英語で話している」マリーに違和感を感じる人も多い映画ですがガーリッシュでキュートな時代を垣間見られただけで十分楽しめました。


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                        • 放置するにもほどがある!
                          あかひ
                        • 放置するにもほどがある!
                          とも子
                        • ヴィンセント・ドノフリオ
                          あかひ
                        • しばらくお休みします
                          あかひ
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                          りら
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                          ミスティ
                        • しばらくお休みします
                          ティム
                        • しばらくお休みします
                          ChieZo
                        • 「リトル・ダンサー」
                          あかひ

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