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評価:
松田龍平,hitomi,安藤政信,塚本晋也,大杉漣,原田芳雄
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(途中まで)衝撃的に面白かった。そして衝撃的なhitomiの滑舌。
製作年度:2006年
監督:塚本晋也
あらすじ:現場勤めになったばかりの女刑事、慶子(hitomi)は謎めいた事件を担当する。夢を見ながら死んだようだという証言と、死者たちが死ぬ間際に何者かと話したことを示す携帯電話の発信記録から、事件を解く鍵は夢にあると推測。他人の夢の中に入れる能力を持つ悪夢探偵(松田龍平)の存在を知った慶子は、彼に協力を求める。(シネマトゥデイ)
しょっぱなから「鉄男」が住んでいたような部屋。壁にかかる誰かの長い髪。どんな展開になるか?とワクワクしてしまいました。「悪夢探偵」の設定の斬新さに日本のダークな漫画が原作か?と思い違いしてましたが、塚本監督作だったのね。監督、作中の演技も炸裂してましたし、群を抜いて異色で多才な人なのだろうな・・。
いたるところに内臓感あふれる作品ですが、私は夢の中で襲ってくる得体の知れぬものが「すっごく怒ってて、すっごく焦ってて、あちこちぶつかりながら(たまに狙うものを通り過ぎちゃいます)ドタバタやかましく走ってくる所」が1番好き。これをしてるのが”得体の知れぬ何か”っていう状態が魅力を感じる。だから正体がある程度知れると残念に思ってしまいます。「オチがないのも腹立つけどオチが想像付くのもつまらない」 ってとこでしょうか。
出てくる人は自殺願望の人ばかり、でもラストはヒューマンだしね。かなり一般向けだと思うんですが。ラストのhitomiは可愛かったです。さすがモデルだよね。