【監督】曽利文彦
【声の出演】黒木メイサ/谷原章介/松雪泰子
【公開日】2007/8.18
【製作】日本
<あらすじ>
近未来、日本はハイテクで世界を牛耳り、それを脅威に思った国々からの干渉を避け自ら孤立「ハイテク鎖国」に入る。
それから10年・・。日本の不穏な動きを危惧したアメリカ特殊部隊が潜入を決行する。そして見た本当の日本は・・。
本当の日本の姿は・・驚愕です・・・。
あ〜ネタバレなので、ここまで。
最近のアニメ(アニメと言うのもなんかおこがましいほど)は進んでいて違和感なくきれい。人間の顔の表情に起きる複雑な感情、ちょっとした癖も見事に表現しています。
生身の下手な大根役者見てるよりよっぽど安心感ある。たまに見るに耐えない人いるからね・・。
この作品が作られた3Dライブアニメとは「3DCGとは(ウィキによると)3次元コンピュータグラフィックス (さんじげんコンピュータグラフィックス、3 Dimensional Computer Graphics, 3DCG) は、仮想3次元空間上の形状情報から、それらを平面上に投射することで生成するコンピュータグラフィックス (CG)。これらの一連の技術のことを指すこともある。2次元コンピュータグラフィックス (2DCG) と画像としての違いはないが、生成工程に大きな差異があるため、区別してこう呼ばれる。」らしい。
ヒロインのベクシルの声は、黒木メイサ。レオン・フェイデン役に谷原章介。マリア役に松雪泰子。
声優さんも違和感なく、上手かったです。え?初挑戦?ってくらい。役者が仕事とはいえプロなんだからキチンとこういう仕事をしてもらいたいよね。キャスティングも良かったのだと思う。
日本の荒野に住むジャグというモンスターはとても面白い発想ですよね〜。ビックリさせられた・・。しかしネタバレになりますが・・これが日本人の成れの果てだとは・・。
日本人が描いた日本人の滅亡の映画を世界中の人が観てどんな感想を持つのか?も興味があります。
しかし・・日本をこういう姿にしたのがアレだとは・・。安直でベタといえばベタですが、これくらいのベタさがないと一般にはストーリーが理解しにくいし「勧善懲悪」的な分かりやすいストーリーが世界的規模で公開されたときには良いのかもしれないな・・。
ストーリーの中で「愛」が大きな役目を果たしている事も特徴的。
もうアニメだとか実写だとかの違いがなくなれば映画『シモーヌ』が現実化する日も近いでしょうね。