ようやくパク・チャヌク監督の「復讐三部作」、第一作目を観ました。この映画から「オールド・ボーイ」「親切なクムジャさん」へと繋がっていくんですね。
製作年度:2002年
監督:パク・チャヌク
出演:ソン・ガンホ 、シン・ハギュン 、ペ・ドゥナ (allcinema ONLINE)
解説: 2004年カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した、『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督による“復讐三部作”の第一章。『殺人の追憶』や『大統領の理髪師』のソン・ガンホ、『JSA』のシン・ハギュン、『子猫をお願い』のペ・ドゥナら韓国の3大スターが共演。終わりのない復讐と悲劇のまっただ中で苦悩する男女を、それぞれが圧倒的な存在感でみせる。 (シネマトゥデイ)
死ななくても良い人がどんどん死んでしまった・・。
前半の誘拐ごっこのようなほんわかした状況から一気に後半復讐劇へ。
目をそむける描写もあり、「ハリウッド映画じゃないんだな〜」と変なとこで感心しました。
死体が死体を呼びます。が、主人公が話せない・聞こえない人なので静かに進行していき台詞も多くない。お互い殺し合う(復讐し合う)事で救いようのないラストへと到達する。
主人公の青年を聴覚障害者にしたのは何故だろう?
確かに「聞こえない」ために悲劇が起こってしまうわけだけど。
そして「話せない」ために最後に誤解を解く事も出来なかった・・という事なのかな?救われません。
個人的にはストーリーとしては「オールド・ボーイ」、映像では「親切なクムジャさん」が好き。でもこの映画の無機質な感じも好きです。