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- 2014.05.02 Friday
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『タクシデルミア ある剥製師の遺言』の監督、パールフィ・ジョルジが映画学校の卒業制作として作った作品。
製作年:2002年
監督:パールフィ・ジョルジ
出演:バンディ・フェレンツ
ハンガリーのとある村の朝、目覚めたヘビのウロコのクローズアップから、村のおじいさんの止まらないしゃっくりをはさみつつ、いつもの村の平凡な一日が始まるか?!
と思わせつつ
『羊の汚い毛並み
荷馬車の車輪の回る様子
車のドアの締まる時の細部の様子
娘の胸元に止まるてんとう虫
ミシンを動かす小さい部品
などなど・・・・・・・・・・・・・・』
とじっくり見たこともなければ、見ようとも思わない、でも見たらとても美しい物をじっくり見せてくれます。
何も起こっていないような日々の生活は実はとてもドラマチックでサスペンスな出来事の連続だと分かってしまう。
その上この村には秘密があり、村人の日常に異常なことが起きていることが分かってくるんです。
映画の冒頭でにぎやかにボーリングに興じていた男たちはラスト近くにはいなくなり、一人だけになっしまいます・・。
きっとその残ったおじいさんは一人暮らしなんだろうなあ〜。
「ハサミを持って突っ走る」「あなたにも書ける恋愛小説」も見ました。
いまいちだった。
製作年:2005年
監督:ハニ・アブ・アサド
出演:カイス・ネシフ他
<あらすじ>イスラエル軍に包囲された西岸の町ナブルスに暮らす、サイードとハーレド。
二人はパレスチナ過激派の自爆テロ攻撃の実行役に選ばれる。
48時間後の猶予の後のテロ当日、思わぬアクシデントでテロは失敗するが、その際サイードがはぐれてしまう。
フランス・ドイツ・オランダ・パレスチナ合作映画。
「自爆テロ」と聞くと困惑したり、腹が立ったりしてしまうんですよね。
これは一般的な反応だと思うんですが・・。
かつては日本軍にも「日の丸特攻隊」があったんだよな〜とか。
そもそも「自爆テロ」をしている本人や家族はどういう思いなんだろう?とか。
それでもやはりテロは許せない!とかで
「見えてこない」感じがイライラさせると共に
分からないから「私は詳しくないのよね・・」でいいのかな?!と
そんなわけで観たかった映画です。
サイードとハーレドの2人の青年は先の見えない占領地に暮らし、未来の見えない毎日を送っています。2人は「自爆テロの実行」を希望していて毎日はその「待ち時間」に過ぎない。
自爆テロ決行に2人が選ばれ、2人が家族と過ごし当日を迎える。
しかし、サイードは何か納得できないものを感じる。「他のやり方はないのか?」と。
テロ当日に敵のイスラエル側に行き、バス停に立つサイードがバスを待つ敵側の一般人を見まわします。
彼はその人たちが憎んでいた敵であり、これから自分が自爆テロをして殺す相手であることがどうしても受け入れられない。
あわてて自国に帰りハーレドを探しあちこちをさまようのですが・・。
その間に自分がどうして「自爆テロ」をするのか?他に生きる道はないのか?と自分を問い詰めていきます。
最後に彼が「自爆テロ」について語った言葉・・肯定はできないにしても理解ができました。
40年〜60年に渡り占領された民族として生きるとはどういうことなんだろう?
何もかも敵側に優位に立たれ、もう武器が体だけしかなかったら。
ショッキングな「自爆」=「死」を武器にすることでしか、自分たちの国の絶望感をあらわせないとしたら。
想像力を働かせなくてはいけないなと思います。
私たちのできることはまずこういう人生を送る人々がいることを知ることなんだろうな。
やっぱりガタイの良いヒーローは安心感あります。
製作年:2008年
監督:レキシー・アレクサンダー
出演:レイ・スティーヴンソン他
過去に2度映画化されたマーベル・コミックの人気ヒーロー、パニッシャーを主人公にしたバイオレンス・アクション。ニューヨークを舞台に、パニッシャーと最悪の敵ジグソウの攻防を描く。監督は元世界女性空手チャンピオンのレクシー・アレクサンダー。パニッシャーをテレビドラマ「ROME[ローマ]」のレイ・スティーヴンソンが演じる。大人の読者がターゲットになっている“PUNISHER MAX”シリーズの世界観を存分に生かした、ダークでハードな展開が見どころ。
主演のレイ・スティーヴンソンは英出身!(そうだと思った・・)
絵になる感じの存在感です。
どっかで観た・・と思ってたら「ゾンビ・ソルジャー」の軍曹役でした。いかにも戦争映画が似合いそうな感じ。
ジェラルド・バトラーに似ているような・・。素敵なおじ様です。
マウスの調子が悪いのでこのくらいが限界。
「バンク・ジョブ」も観ました。地味によくできた映画だった。
英国人コメディアン、サシャ・バロン・コーエン主演による社会風刺コメディ。英米両国で放映されたTV番組「Da Ali G Show」内の人気キャラクターのひとつ、ボラット(カザフスタンのTVリポーター)が、米大陸横断を敢行し、行く先々で文化的な衝突を繰り返す。
製作年:2006年
監督:ラリー・チャールズ
出演:サシャ・バロン・コーエン他
外国のコメディアンの人・・っていまいち面白みが分からないのでスルーしてました。
でも面白かった。お下劣ネタの臭いが漂ってきそうなのだけは勘弁してほしかったですが・・。
サシャ・バロン・コーエンはユダヤ系イギリス人のコメディアン。
彼の持ちネタのキャラクターが「ボラット」というカザフスタン人ジャーナリスト。
ボラットの故郷の村で行われる「ユダヤ人追い祭り」。もちろん村も祭りも実在しません。↓
カザフスタンの片田舎のTVレポーターは文化的に遅れていて、ある意味原始的で野蛮です。その上英語も訛りがあり、完璧に話せない。
そんな彼が遠慮なくぶしつけに、そしてある意味純粋に思ったことを口にし、人に接します。(彼は女性・ジプシー・ゲイ・ユダヤ人といろんな対象をヒドク差別しているんですが・・・)
彼がアメリカの文化を学ぶ旅に出て現地で騒動を引き起こしまくるというお話。
アメリカで素人さんに前もって知らせることもないドッキリ撮影をして相手の素の反応を見る事ができ、そんな様子を見て笑っていると知らずと自分が持っている人種などへの差別意識がはっきりと認識できる・・という仕組み。
ボラットはアメリカでさまざまな経験をします。
ちょっと面白かったのが「ペンテコステ派の集会」。失恋したボラットが知らずに迷い込みます。
「ペンテコステ派」ってキリスト教の一派のようですが、にぎやかで熱心で・・ボラットが普通の人に見えるくらいすごかった。
サシャ・バロン・コーエンの最新作は「ブルーノ」。もう公開済みですね。
”ファッションリポーターを務めるゲイのオーストリア人ブルーノがアメリカでスターになろうとする”ってお話らしい。下ネタがきつそうなのでまた観る決心がつくのに時間がかかりそう・・。