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- 2014.05.02 Friday
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ハイスクールの人気者、リッチなリチャード(ライアン・ゴズリング)と、頭はイイけど皆から敬遠されているオタクのジャスティン(マイケル・ピット)。一見、友達に成り得なそうなこの2人は、実は裏で恐ろしい計画を立てていた。それは、兼ねてから実行してみたかった完全犯罪。そして2人はとうとうそれを実行に移し、見事、成功したかと思えたが、事件の担当刑事キャシー(サンドラ・ブロック)の捜査が、次第に彼等を追い詰めていくのだった…。
「完全犯罪クラブ」というのは安易な邦題ですよね。
子どもと大人の境目で悩む微妙な時期に「殺人か自殺か」のどちらかを選ぶ事を望んだ少年達。彼らはそれほど切羽詰っていたとも言えるし、甘えていたとも言える。
彼らが仕組んだ「完全犯罪」はあちこちからボロが出始めるのですが・・。しょせん世間知らずの高校生の仕業ですから、小ズルイ大人にかなうわけはないのですよね。
サンドラ・ブロックは出てくるだけで貫禄と安定感たっぷりで、見ていて飽きません。特徴的な顔で「美人なのかなあ〜」と思うときも多いのですが・・。このトラウマを負っている事が示唆される主人公刑事キャシーは日頃周りの人間には辛らつで寄せ付けない雰囲気を持ちます。(住んでる家も船!)途中で相棒を唐突にベッドに誘い、終われば追い出すところなどこの役の精神面の危うい部分をあらわしているようでこの2人の関係も興味深かった。
完全犯罪をたくらむ少年2人は見たことある顔だなあ〜と思っていたら、ライアン・ゴズリング『きみに読む物語』『ステイ』とマイケル・ピット『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』『ファニーゲームUSA』『シルク』でした。
2004年、ハンクの元に息子のマイクが軍から姿を消したと連絡が入る。イラクから戻ったマイクが基地へ戻らないというのだ。ハンクも引退した元軍人だった。息子の行動に疑問を持ったハンクは基地のある町へと向かう。帰国している同じ隊の仲間たちに聞いても、皆マイクの行方を知らなかった。やがてマイクの焼死体が発見されたという連絡が入る。ハンクは地元警察の女刑事エミリーの協力を得て、事件の真相を探ろうとするが…。
イラク戦争からの帰還兵のPTSD(心的外傷後ストレス障害)のお話。
息子が行方不明になったと連絡を受けた父親は即座に荷物をまとめ、捜索に向かいます。でも父親は引退した身、軍や警察に捜索を依頼するのですが・・。
父親が軍人だった頃は「軍人」は誇り高き英雄。息子の死を探るうち、今の兵士達の実情を知りどうにも出来ない現実に無力感さえ感じることになります。
さかさまに揚げた国旗は「国のSOS」。反戦をキチンと主張した映画です。
※正直言うと、私はポール・ハギスさんって「この人真面目なんだろうなあ〜」と想像します。
まあ適材適所ってことで・・私はこの人のファンにはふさわしくないのでしょう(笑)。